貧血に効くとされる「レバー」
日本では牛、豚、鳥のレバーが食されています。
今さらですがレバーってどの部位か知ってますか?
正解は肝臓。
肝(きも)とも呼ばれていますね。

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そんなレバーの効果は貧血に効くだけじゃないんです。
精力にも、体の不調にも効くレバーの特徴を4つに分けて紹介しましょう。

その1、セックスミネラル「亜鉛」が豊富

牛、豚、鳥の中で最も栄養価の高いレバーはどれでしょう?

正解は、豚です。

豚レバーはほんとうに栄養価の高い食物なんです。
特に「亜鉛」の含有量が豊富です。

亜鉛には男性ホルモンの働きを活性化させ、精子の量を増やしてくれる作用があります。
欧米で亜鉛は「セックスミネラル」と呼ばれているほど、精力がつく成分なのです。

さらに貧血に効くとされている大きな理由は「鉄分」が豊富なことです。
鉄分にも精子の生産量を増やす働きがあり、血液を作る時にも不可欠な成分です。
血液の代謝が良くなると血流も改善するので、勃起力向上につながります。

その2、「ビタミン類」が豊富

レバーに多く含まれる成分で特筆すべきなのは豊富な「ビタミン類」です。
レバーを50g食べれば、成人が1日に必要なビタミンの摂取量を賄うことができるとされています。

中でもビタミンAとビタミンB群、ビタミンCが豊富で、ビタミンAは抗酸化作用があり、新陳代謝を活発にし、精子を作る働きがあります。

ビタミンB群は動脈硬化を予防する効果があり、疲労回復、精力増強を促します。
さらに、ビタミンCは精子の生産性を高めてくれたり、亜鉛を体内に吸収しやすくしてくれる働きがあります。

その3、レバーの素晴らしさは「即効性」にあり!

レバーの栄養価の高さを紹介しましたが、優れた点はその「即効性」にあります。
特にビタミンAの吸収力が素晴らしいです。
ビタミンAといえば、緑黄色野菜に豊富、と思われがちですが、緑黄色野菜に含まれているのはビタミンAではなく、βカロチンです。
βカロチンは体内に吸収されて、時間をかけてビタミンAに変化します。

その点レバーにはビタミンAがダイレクトに含まれています。

ダイレクトにビタミンAを摂取することできるので、体内にビタミンAが効率よく吸収されるのです。

その4、脂肪を燃焼してダイエットに効果的!

メタボで悩む人必見です。
レバーには「ヘム鉄」という体内に吸収されやすい鉄分が含まれています。
このヘム鉄を含む鉄分の多くは、血液中で酸素を運ぶ役割があります。
酸素が多く運ばれるということは、新陳代謝が活発になります。

新陳代謝が活発になれば、脂肪の燃焼効率が良くなる、という訳です。

くれぐれも食べ過ぎはよくありませんが、週に数回はレバー料理を食べてみてはいかがでしょうか。