ペニスを大きくするには血流が大事です。
世の中のペニス増大サプリメントは血流を良くすることで勃起力を上げて、成長ホルモンの分泌を促進させ、ペニスを成長させるようにできています。
それでは、勃起力が上がると言われるED治療薬でペニスを大きくすることはできるのでしょうか?
その理由は、ちょっと複雑ですが、詳しく説明していきます。
現代の3大ED治療薬
現在、ED治療薬と呼ばれている主な薬は3つあります。
それぞれの特徴をお教えしましょう。
世界で初めて開発されたED治療薬で、最も有名な薬です。
有効成分は「シルデナフィル」で、バイアグラで健康被害が出た元凶でもあります。
バイアグラは性行為の30分から1時間くらいに前に飲めば、元気に勃起し、約5時間は持続性があると言われています。
レビトラはバイアグラの次に発売されたED治療薬です。
有効成分は「バルデナフィル」というものです。
バイアグラに比べ、即効性がありますが、副作用が強いと言われています。
ただ副作用も体質によるので、医師と相談の上、服用しましょう。
バイアグラ、レビトラの次に販売されたシアリス。
有効成分は「タダラフィル」で、この成分は難病用の薬に使われていたり、前立腺肥大の治療に使われることもあります。
バイアグラ、レビトラと比べ、即効性が弱く、効くのに3時間必要です。
ただその分、副作用が弱いと言われています。
ED治療薬でペニスを大きくできない理由
これらED治療薬はペニスを勃起させることはできても、ペニス自体を大きく成長させることはできません。
その理由はED治療薬の作用機序(さようきじょ:薬がどのように作用するのか)にあります。
まず勃起というのは、脳が性的興奮を感じると脳から副交感神経に命令が行き、一酸化窒素を分泌します。
一酸化窒素の「cGMP(環状グアノシン一リン酸)」という物質が、ペニスの血管を拡張させて、平滑筋の緊張を緩めて、ペニスに血液が流れ込み勃起します。
逆に勃起が収まるという現象は、「PDE5(ホスホジエステラーゼ)」という物質の働きによってcGMPの働きが阻害されることで、勃起が収まります。
ED治療薬が何をしているかというと、PDE5の分泌を抑える働きをしているのです。
EDの方というのはPDE5の分泌が多いため、ED治療薬を飲むことにより、PDE5の分泌を抑制し、勃起しやすくなるのです。
そのため、ED治療薬で血流が良くなるわけではないので、ペニス増大はできないということになります。
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